美しい髪を育てるためには、毎日のシャンプーが大事なことはみなさんご存知だと思います。
でも、何気なくシャンプーしちゃってませんか?
よく「シャンプーって2度洗いするといい」という話を聞きますが、なんでか知っていますか?
シャンプーはなんで2度洗いするといいの?
シャンプーをする夜、通常髪は整髪料や皮脂、外出中の埃でとても汚れている状態です。
洗浄力の強いシャンプーなどで、洗いすぎるのはNGですが、適度に清潔にすることはやはり大事です。
薬用ヘアソープの泡は汚れに触れるとはじけて消える性質があります。
1度目のシャンプーで、”泡立ちが悪い”と感じる場合は、2度洗いが必要なサインだとお考えください。
2度洗い目の繊維でたっぷりの泡で頭皮、髪の汚れをやさしく溶かしだすようにシャンプーしてください。
余分な付着物がなくなることで、その後の薬用トリートメントの有効成分を効果的に浸透させることにもつながります。
シャンプーに良く使われている成分解析
シャンプーによく使われている成分ってたくさん書いてあるけど、一体どういう効能があるの?
そう疑問に思う人も少なくないはずです。
一体どういった効能、効果があるのかそれぞれの成分を見ていきましょう!
グリチルチン酸ジカリウム
配合目的:保湿、抗炎症
配合製品:薬用ヘアソープ、薬用トリートメント
1300年前、奈良時代から伝わっている重要な漢方生薬「甘草」の主要成分。
日本での甘草の栽培は300年以上前から行われ、正倉院には8世紀の甘草が保管されている。
山梨県にある国の重要文化財「甘草屋敷」は江戸時代の名家、高野家が幕府から甘草の栽培を命じられ幕府に収めることで財を成したことで有名です。
甘草は、約7割の漢方薬に配合されており、グリチルチンを大量に含むため、アレルギー症状を抑える、炎症を抑える、鎮痛、鎮咳、解毒、肝機能の改善などの様々な効能を期待されている。
また、根には甘みがあるため甘味料として使用される。
この甘草の根から抽出される甘草エキスから精製されるグリチルチン酸ジカリウムは、化粧品分野では炎症を抑える作用から、効果の高いニキビケア製品に利用されるなど、植物由来の非常に有効な成分として今後も幅広い活躍が期待されている。
アルギニン
配合目的:保湿、抗糖化、血行促進
配合製品:薬用ヘアソープ、薬用トリートメント
アルギニンは、人間の体内でも生成され、肌や毛髪を構成しているアミノ酸の一つですが、生成能力が不十分で不足分を外部から摂取する必要があるため準必須アミノ酸に分類されています。
その働きは人体にとって重要かつ多様で、細胞の増殖や損傷した組織の修復など、傷の治癒にかかせない成分を合成したり、美肌作りに関係する成長ホルモンの分泌を活発にし、老化の原因と言われるたんぱく質の「糖化」を予防、改善をする働きがあると言われています。
また、角質層のうるおいを保つ天然保湿因子でもある「アルギニン」は、髪や角質層への浸透性、保湿性に優れ、血流を改善する働きがあるので、若々しく美しい肌や髪へと導いてゆきます。
さらにアルギニンの分子構造は、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「疎水性」の特徴を伏せもっているので、水性汚れと油性汚れを吸着して落とすことができるため、近年は洗浄成分としても注目されています。
一般的に知られる界面活性剤は洗浄力が強いため皮膚の乾燥や肌荒れの原因になっていましたが、アルギニンはそれ自体が天然保湿因子であるため、肌や髪の潤いを守りながら洗浄できる、優れた洗浄成分として期待されています。
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